日銀が利上げできない理由!金利が上がると国債は?含み損ヤバい [経済・投資]

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 日本政府とともに、日銀は金利を引き上げたくありません。

日銀には金融理論上の問題として金利の引き上げを望まない理由があります。

争点となるのは、日銀が抱えている多くの国債です。

日銀は量的緩和策を行ってから、市場から大量の国債を買い付けています。

2022年6月末時点において日銀が保有する国債の残高は542兆円に達しています。

金利と国債の価格にはコインの裏表のような関係性なので、金利が上がれば国債価格が落ち込んでしまうことを意味しています。

万が一、金利を上げるとなると、日銀が保有する国債価格は経済学上で下落します。

つまり、日銀は含み損を背負ってしまいます。

日銀は、満期まで保有する国債に関しては時価評価ではありません。

簿価評価しているので、金利が上がったとしても帳簿上で損失計上しなくても構いません。

 簿価か時価かはあくまで帳簿を管理する上でのルールの問題だけです。

簿価評価にすれば、担保価値が維持されるということは現実社会ではありえません。

簿価評価では経営実態を正しく表示できないです。

政府は金融機関に対して、時価評価にするのを率先してきました。

日銀が簿価評価していても、何も変わることはありえません。

もし金利上昇するとなると、日銀に含み損が生じるのは事実です。

金融市場は当然としてそのことを踏まえて変動しています。

円安が益々進んだり、金利上昇ペースが強くなる恐れも想定しなければならないでしょう。


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