公務員離れ加速の危険!過労死ラインの労働環境と減給など [社会問題]

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2022年の夏のボーナス(賞与)は、大手民間企業では大幅増、国家公務員は大幅減となった。

公務員の給与に関しては批判の声があがるときもありますが、急激な物価高の渦中での賞与減になってしまい、同情の声が多く聞かれました。

公務員といえば、不景気のときに人気が高まるというのが定説でしたが、現在は志望者の減少が加速しています。

さらに賞与減が報道されるとなると、公務員離れはさらに深刻になるかもしれません。

もし公務員離れが進んでいるならば、景気がよく民間企業の人気が高まったというものとは様相が違います。

公務員の労働環境が悪化しているのが問題視されています。

職員の8.7%は、上限を超えて超過勤務を命じられているといいます。

本府省の他律部署に限ると、その割合は15.7%に上る。

超過時間に関して、1ヵ月に100時間未満の上限を超えた職員が7.8%、2~6ヵ月平均で80時間超の残業をした職員が10.4%もいた。

月80時間残業は、過労死ラインといわれている水準です。

こんな粗悪な労働環境では、若手キャリアが早期退職の決断をさせてしまうのも仕方がないです。

人事院によると、20代総合職の自己都合退職者は2013年度21名だったのが、2019年度には86名と4倍以上。

総合職全体では25名だったのが104名へと急増しています。

さらに一般職や専門職試験採用者にまで広がると、539名が1,122名と、たった6年で2倍以上。

国家公務員の給与は、基本給33万6,333円、諸手当を入れて41万4,729円。

すべてがそうとは限りませんが、良くない労働環境で、給与面で恩恵が少ないとなると、離職者がますます増えてしまう可能性がある。

公務員の給与を一律あげる、とはいかないまでも、能力や実績に基づいて正当に評価されるような、抜本的な改革が待たれているのです。

警察・消防・救急・医療従事など、人命を救い一生懸命な方々や多くの生活の為に頑張ってる公務員が報われてほしいです。

居眠りや賞与を受けようとする国会議員たちには無駄な歳費を削減して、多少なりとも本当に頑張っている人たちに行き渡るようなシステムが必要でしょう。


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