ドコモ口座から不正出金の被害拡大!地銀だけ狙う理由と口座登録停止 [社会問題]

スポンサードリンク




NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を通じて銀行の預金が不正に引き出された問題が話題なりました。

NTTドコモは、被害拡大しているとして銀行口座について新たな登録を停止しました。

ドコモ口座は銀行口座を登録して入金すれば買い物や送金がスマホでできるNTTドコモの電子決済サービスです。

この口座を通じて銀行の預金が不正に引き出される被害が先週から各地で明らかになっています。

これまでにNTTドコモは
仙台市の七十七銀行
岡山市の中国銀行
岐阜県の大垣共立銀行
の口座について新たな登録を停止していました。

しかし被害が拡大しているとして9日からさらに14行の口座の登録を停止しました。

具体的には、
イオン銀行
大阪市の池田泉州銀行
大分市の大分銀行
和歌山市の紀陽銀行
大津市の滋賀銀行
仙台市の仙台銀行
三重県の第三銀行
兵庫県の但馬銀行
鳥取市の鳥取銀行
札幌市の北洋銀行
青森市のみちのく銀行
松山市の伊予銀行
福島市の東邦銀行
那覇市の琉球銀行です。

これによって口座の登録が停止された銀行は17行。

七十七銀行、中国銀行、東邦銀行、鳥取銀行はドコモ口座を通じて預金が第三者に不正に引き出されたことが確認されたとしています。

ほかの銀行も不正に利用された疑いがあるなどとしていてNTTドコモと銀行は、被害の件数や金額を調べるとともに再発防止策を検討することにしています。

また、金融庁も各銀行から事実関係について報告を受けるとともに、ほかにも不正な引き出しがないか確認することにしています。

いずれにしても、積極的に情報開示して欲しいです。

 地方銀行ばかりという点、その中でも狙われた地銀は口座情報のセキュリティの脆弱性に共通点があるのか気になります。

またドコモ側に2段階認識があっても、銀行=ドコモ間では銀行側の認証に頼り過ぎた面があるのでは、との指摘も出ています。

最終的にキャッシュとしての引き出し、または別口座へ移してのロンダリングの動きとなるのか気になります。

まだ不明点が多い事案ですが、ドコモ口座はHPなどで、お客が指定した銀行口座またはセブン銀行ATMでの払い出しが可能と説明しています。

「d払い」なら国内消費が基本だと思いますが、現金引き出しや口座移動の動きがあるなら…気になる点も。

また、ここまで多くの被害を受けた地銀の数となると、ドコモ側にも問題があるのを否めないでしょう。

仮に、銀行側の問題であれば、同じように銀行口座と紐付けしてチャージが出来るLINE PayやPayPayでも同じような被害が出てもおかしくないです。

銀行口座に正当にアクセス出来ることをもって本人確認手続きKYCとするのは、日本独特のKYCだと思います。

私も、海外で聞いたことがありません。

銀行口座との紐付けだけで本人確認をしている決済手段には、銀行口座との紐付けはしないようにしています。

ここまで被害が広がっていると、漠然とドコモに不信感が増します。

被害銀行が地銀だけであるのも気になります。


スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント