ソフトバンクG、純利益が過去最大!4―12月3兆円、投資利益が爆上げ [経済・投資]
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ソフトバンクグループ(SBG)は、2020年4─12月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期の約6.4倍となる3兆0551億円だったと発表した。
投資先の株価や公正価値の上昇により、ファンド事業で投資利益が拡大した。
日本企業では4―12月期として過去最大となる。
これまでの日本企業の歴代最高純利益はトヨタ自動車の2018年の2兆4,940億円です。
但し、これは12ヶ月の通期の数字です。
SBGは9ヶ月で3兆551億円。期末にかけて不確実性・未確定要素が高いとはいえ、大きな減損処理等なければ、トヨタ超えで日本企業の歴代最高益をあげる可能性がありそうです。
しかし、一方で、アナリストの通期利益のコンセンサス予想は2兆円に届いていないので、どうなるのか興味深いです。
SBGの孫正義会長兼社長は決算会見で、3兆円規模の純利益について「それなりの数字だが、喜ぶものでもないし悲しむものでもない。事業家として、この程度で満足するつもりはさらさらない」と述べた。
孫氏が経営指標として重視する株主価値(NAV)は、20年9月末では27.3兆円だった。12月末には22.9兆円となったが、足元では25兆数千億円に戻しているという。
孫氏は株主価値が数兆円変動するのはSBGにとってニューノーマルとの見方を以前から示しています。
投資利益は全体で3兆7995億円だった。
このうちファンド事業は2兆7288億円となり、孫氏は「やっと収穫期に入り始めた」とし、投資先企業は「1年間に10―20社が上場しておかしくない」との見方を示した。
基軸とする事業は「持株会社投資事業」、「SVF1等SBIAの運営するファンド事業」、「ソフトバンク事業」および「アーム事業」です。
セグメントも頻繁に変わりますので、その意味ではまさにファンドです。
ビジョンファンドの投資損益は「1―3月期も3兆数千億円の数字で順調に推移している」という。
ビジョンファンドでは、料理宅配サービス最大手ドアダッシュや米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなどの株価が堅調で未実現評価益1兆5415億円を計上したほか、未上場投資先の公正価値上昇で5306億円の評価益を計上した。
投資の売却による実現益は2093億円だった。ビジョンファンド2ではKEホールディングスなどの上場後の株価上昇で未実現評価益5427億円を計上した。
SBGは投資会社化しているので、短期的な決算はあまり意味をなさない。
持株会社投資事業からの投資利益は8465億円だった。
上場株式などへの投資による損失3014億円を計上した一方、スプリントとTモバイルUSの合併とTモバイル株の一部売却による利益や未実現評価益があった。
通信子会社のソフトバンクのセグメント利益は7462億円、アーム事業は同454億円の赤字だった。
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ソフトバンクグループ(SBG)は、2020年4─12月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期の約6.4倍となる3兆0551億円だったと発表した。
投資先の株価や公正価値の上昇により、ファンド事業で投資利益が拡大した。
日本企業では4―12月期として過去最大となる。
これまでの日本企業の歴代最高純利益はトヨタ自動車の2018年の2兆4,940億円です。
但し、これは12ヶ月の通期の数字です。
SBGは9ヶ月で3兆551億円。期末にかけて不確実性・未確定要素が高いとはいえ、大きな減損処理等なければ、トヨタ超えで日本企業の歴代最高益をあげる可能性がありそうです。
しかし、一方で、アナリストの通期利益のコンセンサス予想は2兆円に届いていないので、どうなるのか興味深いです。
SBGの孫正義会長兼社長は決算会見で、3兆円規模の純利益について「それなりの数字だが、喜ぶものでもないし悲しむものでもない。事業家として、この程度で満足するつもりはさらさらない」と述べた。
孫氏が経営指標として重視する株主価値(NAV)は、20年9月末では27.3兆円だった。12月末には22.9兆円となったが、足元では25兆数千億円に戻しているという。
孫氏は株主価値が数兆円変動するのはSBGにとってニューノーマルとの見方を以前から示しています。
投資利益は全体で3兆7995億円だった。
このうちファンド事業は2兆7288億円となり、孫氏は「やっと収穫期に入り始めた」とし、投資先企業は「1年間に10―20社が上場しておかしくない」との見方を示した。
基軸とする事業は「持株会社投資事業」、「SVF1等SBIAの運営するファンド事業」、「ソフトバンク事業」および「アーム事業」です。
セグメントも頻繁に変わりますので、その意味ではまさにファンドです。
ビジョンファンドの投資損益は「1―3月期も3兆数千億円の数字で順調に推移している」という。
ビジョンファンドでは、料理宅配サービス最大手ドアダッシュや米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなどの株価が堅調で未実現評価益1兆5415億円を計上したほか、未上場投資先の公正価値上昇で5306億円の評価益を計上した。
投資の売却による実現益は2093億円だった。ビジョンファンド2ではKEホールディングスなどの上場後の株価上昇で未実現評価益5427億円を計上した。
SBGは投資会社化しているので、短期的な決算はあまり意味をなさない。
持株会社投資事業からの投資利益は8465億円だった。
上場株式などへの投資による損失3014億円を計上した一方、スプリントとTモバイルUSの合併とTモバイル株の一部売却による利益や未実現評価益があった。
通信子会社のソフトバンクのセグメント利益は7462億円、アーム事業は同454億円の赤字だった。
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