イギリス男性が息子のパスポートで出国審査通過しポーランド入国時に発覚 [社会問題]

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国際的なテロ事件などがとどまるところを知らない時代ですから、各空港のセキュリティ強化に余念がないかと思っているでしょう。ところが、前代未聞の出来事が判明して世間を騒然としています。

実は、このほどイギリス人の男性が子どものパスポートを持参して出国できて、旅先のポーランドで初めて気付いたそうです。

これほどまでに脆弱なセキュリティチェックの甘さに驚きを隠せない一件を『real fix』などが伝えた。

 英ウェスト・ミッドランズのダッドリー在住のマシュー・サットンさんは、ハンガリーの格安航空会社「Wizz Air(ウィズエアー)」を使って4日間のポーランドでの休暇を楽しみにしていました。

兄と妻のおじを伴って9月11日の午後8時頃バーミンガム空港へ出向いた。

出国審査とセキュリティを簡単に通り抜けて、ポーランドのポズナン空港に到着しました。

しかし入国審査で係員に「どうして、子供のパスポートを見せて使っているの?」と聞かれて、マシュー氏も持参したパスポートをじっくり確認した時は愕然とした。

パスポートの名前は妻の連れ子のメイソン・ラッターくんになっていて、照明写真もメイソンの表情でした。

マシューさんはうっかりミスして継息子のパスポートを持ってきてしまったことに気付いた。

それと同時に、イギリスでのセキュリティチェックを何事も揉めることもなく素通りできた現状に心が痛んだ。

その後、マシューさんはイギリスにいる娘に頼んで「Snapchat(スナップチャット)」で自分のパスポート写真を送ってもらい、免許証を提示したことで入国を許可された。

しかし英領事館によると「パスポートなしではイギリスには入国できない」として、パスポートをポーランドまで届けてもらったそうです。

間違えてパスポートを持って行った夫が一番悪いんですけど、バーミンガム空港でもし気付いていたら、家族が空港まで届けられたのです。

なのに素通りするから、高い宅配便まで支払う羽目になって。連絡が来た時、私の口座には全くお金がなかったんです。だから勤めている日焼けサロンの上司に借りて宅配便代を払いました。」

マシューさんも最初は笑っていたが、後になって「これは深刻な問題なのでは」と思うようになったそうだ。

「間違ったパスポートを持って行ったことは完全に私のミスですが、これで問題なく英セキュリティをすり抜けたということにショックを受けています。

写真も子供のものだし、名字もちがうのに、セキュリティが甘すぎて安全対策の危機意識がなさ過ぎて恥ずべきことです。

9月11日はアメリカでのテロ事件があった日だから、イギリスでもセキュリティを強化していると思っていたのですが、完全にスルーでした。

偽のパスポートで簡単に飛行機に乗れるわけですから、こんなことはあってはならないことです。

イギリスって入国審査ものすごく厳しいのに出る奴はテキトーなのでしょうか。

そもそも英国では出国審査が無いのでしょう。

WizはLCCなので、基本的に搭乗券はセルフだから、それがあればセキュリティには入れてしまう。

セキュリティが見るのは荷物や身につけている物だから、パスポート(ID)は見ないのでしょう。

最後の砦はゲートで搭乗券とIDの名前が合ってるかのチェックするのですが、EU圏内だと甘くなるし、ろくに見ないか実施しない場合もあるのかもしれません。

最終的に、ポーランド入国時に発覚するという結末なのでしょう。

なんともお粗末な経緯ですし、理解しがたいです。


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