治療薬アビガンの有効性に疑問?コロナ治療薬の特効薬の賛否 [社会問題]

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 新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンを巡り、国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが複数の関係者共同通信によって明らかにされた。

たしかアビガンが有効かもと言われ始めた頃から、副作用も強いし、すべての患者に特効薬になるかどうかは未知数というのは、指摘されてきました。

科学という視点では、臨床試験なしでの承認はあり得ないです。

薬効について証明できないなら、薬は単なる毒です。

効果があると信じて用量増やしたら、必ず重大な有害事象につながるでしょう。

そもそもコロナウイルスは薬を飲まなくても7割の人は治る。

たとえ回復したとしても、それがアビガンのおかげなのか、自然治癒なのか判別することが難しく、それゆえ「有効性が示されない」という結論になる。

新型インフルの承認の際も3年も審査にかかりましたし、今回はその3倍も服用するので慎重になるのは当然です。

 アビガンは富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザの治療薬です。

新型コロナ向けに国の承認を得るには、臨床研究や治験でウイルスの減少や肺炎症状の改善といった効果があるとのデータを示す必要があるが、企業による治験は完了していない。

効かない薬を、しかも閉鎖してる工場を、再稼働させてまで製造する訳がない。

さらに9月から数社がアビガン関係に参加する。通信社の言う"複数関係者"のほうが薬の効能より怪しい気がしてならない。

86人を対象に行って有効とするには時期尚早という中間結果が出たという話で、継続して検証が必要という状況です。

ワクチンはまだ効果があるのかわからないし、開発も始まってないけど生産拡大に向けて先に生産ラインを確保してる会社だらけです。

効果がわかってから生産ラインを確保してたらパンデミックにおいては遅い。

 その一方で、反対する立場の意見もあります。

いくら治療薬が待ち望まれていて、世論と政治の後押しがあっても、試験を飛ばしても効くか効かないかわからない薬を承認しようというのは科学的にあってはならないという意見もあります。

日本医師会も、新型コロナウイルス治療薬に大規模臨床試験は必要、有事だからエビデンスが不十分でも良いということには断じてならないと、かなり強い論調の緊急提言を出しています。


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