カーブミラーを破壊して逮捕!罪状は器物損壊罪?往来妨害罪? [芸能界]

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カーブミラーを叩き割った男性が、逮捕されるという事件がありました。

カーブミラーを割られる被害が数十件も確認されていて、関与しているのか調査しているそうです。

ところで、このカーブミラーを壊す行為はどのような罪状に当たるのでしょうか?

交通事故にも繋がるかもしれない危険行為なので解説します。


■カーブミラー破壊はどのような罪?

カーブミラーを破壊したときの犯罪として、刑法の器物損壊罪や往来妨害罪が考えられます。

往来妨害罪は、陸路の道路そのものを損壊した場合に成立する犯罪です。

しかし、カーブミラーは道路そのものではなく、道路の付属設備に過ぎないと考えられます。

結論としては、カーブミラーを破壊しても往来妨害罪には該当せず、器物損壊罪が成立するでしょう。

器物損壊罪が成立する場合、犯人は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金もしくは科料に処せられる可能性があります。

刑法上の器物損壊罪が成立するのは、故意にカーブミラーを損壊した場合に限定されます。

交通事故でカーブミラーを破壊した場合でも故意ではなくて過失に過ぎないので、器物損壊罪は成立しません。

ただし、過失であっても民法上の不法行為は成立します。

故意でなくても交通事故でカーブミラーを壊してしまっても、カーブミラーの所有者に対する損害賠償責任を免除できません。


■破壊されたカーブミラーで交通事故が発生

壊されたカーブミラーが原因で交通事故が起きたら、誰が原因になるでしょうか?

壊されたカーブミラーが原因で交通事故が発生したのであれば、犯人が事故当事者にも損害賠償責任を負う可能性はあるかもしれません。

しかし、通常は、犯人が事故当事者にまで責任問題になるケースは少ないと思われます。

カーブミラーが壊された結果として、道路の見通しが悪くなったかもしれません。

しかし、カーブミラーが壊されていたことも、それはあくまでも間接的な原因に過ぎません。

運転者はその道路状況を注意して安全運転する義務責任が発生します。

事故発生した直接の原因として、運転者が前方不注意だと判断されるほうが大半だと考えられます。


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