俳優・声優のたてかべ和也さんが亡くなった。

『ヤッターマン』のトンヅラーや『ど根性ガエル』のゴリライモも演じたが、国民的アニメ『ドラえもん』のジャイアン(剛田武)役で知られるだけに、追悼の言葉が全国に拡散しています。

「初代ジャイアン、たてかべさん死去」「現役ジャイアン・木村昴が初代に感謝の言葉」など、

ネットニュース等でも大きなトピックとなっている。

しかし、たてかべさんは、ジャイアン役としては二代目です。

 豆知識から現在放映中のテレビ朝日版『ドラえもん』(1979年~現在・第二作)の前に、

日本テレビ版『ドラえもん』(1973年・第一作)が放送されていたのをご存知でしょうか?

第一作のジャイアンの声は肝付兼太。ということは、第二作でスネ夫を担当していた声優なのです。

1979年から2005年まで長期担当していたのが二人の存在感も素晴らしいです。

大山のぶ代さんは「ドラえもん」、小原乃梨子さんが「のび太」です。

それを含めた第二作の一期声優陣がなじみ深いので、衝動的に「たてかべ和也が初代ジャイアン」と思い込んでしまいやすいです。


●『トリビアの泉』も誤解

ドラえもんの間違いも大きいです。

「大山のぶ代は、ドラえもん役として二代目」
「初代は野沢雅子」

トレビの泉で放送していたけど間違いです。

正しいのは初代・富田耕生、二代目・野沢雅子、三代目・大山のぶ代です。

日テレ版ドラえもんはスタッフ達が勝手にジャイアンのお母さんを亡くなった事にしてしまいました。

また、のび太の性格を勝手に変更してしまった結果、藤子先生が大激怒しました。

地方局で再放送を試みるときも藤子先生の怒りがおさまらなくて放送中止になったほどです。

つまり、日テレ版は消滅したことにしたいのでしょう。

ですから、公式発表では大山のぶ代が初代のドラえもんになります。