安いiPhone SEがこれだけ人気になったのは、最新端末で大幅な割引ができなくなってきたという背景もある。

2019年10月の改正電気通信事業法により、回線と端末をセットで販売したときの割引は、最大で税込み2万2000円までになった。

端末は割賦で購入するユーザーが多く、各キャリアの購入補助プログラムを利用することで月々の負担は抑えられている。

しかし、以前のように最新iPhoneを実質負担0円で買うことはできなくなった。

最近は、回線契約しない端末だけ購入する場合も割引する独自の割引を適用する店舗が存在します。

型落ちの「iPhone 12」などで大幅割引を実施しているショップもある。

店頭の実質負担額をチェックして、安いモデルを選ぼうするのは理にかなっているといえます。

 安いとはいえスペックが劣るiPhone SEが人気なのは、大きな進化が見られないことです。

iPhone SEの液晶ディスプレイはiPhone 8と同等で美しいディスプレイです。

また、iPhone SEの単眼カメラで撮った写真が、他のハイスペックモデルより極端に劣っているわけでもないです。

ハイスペックにこだわりがなければ満足できるレベルです。

カメラにこだわりがないなら、最新モデルとさほど差がないを感じるiPhone SEで満足だと感じる人は多いです。

 iPhone SEはディスプレイ下部のホームボタンが指紋センサーを装備し、指紋認証「Touch ID」で各種認証や画面ロック解除できる。

コロナ禍でマスクを装着することになって、顔認証の「Face ID」よりも、Touch ID対応したiPhone SEを好む人が増えています。

中古端末でも、Touch ID対応したiPhone 7、8シリーズ、iPhone SEが販売ランキングの上位を占めている。