トリドールホールディングスでは、21年8月15日をもって韓国での丸亀製麺の営業を撤回した。

この理由として、日本製品の不買運動による売り上げ減少やコロナ禍で回復が困難だった状況がある。

その一方で、欧州展開においてはコロナが格好の追い風となったようだ。

とはいえ、コロナ禍ならではの苦労もあったという。

丸亀製麺は国内外に1000店舗以上を展開しています。

2021年7月には、英国でロンドン1号店をオープン、同時に欧州展開を本格化すると発表し、話題を呼んだ。

世界的にコロナ禍で不安定な中、丸亀製麺は欧州に焦点を当てるのか興味深いです。

 ロンドン進出を計画していたときは、不動産を探しあげることが出来ずに断念していた。

2021年7月にロンドン進出を成功できた要因は2つに分別できます。

1つは不動産価格が7割ほど低下していた。

2つ目は現地の不動産屋と連携を取れたことです。

コロナ禍で不動産の賃料が取れなくなり値下げ交渉がしやすくなったのは大きい追い風となった。

コロナ禍で賃料が下がったところを、攻めたことに思い切りのよさを感じます。

破格の格安賃料で契約できたのは、現地パートナーの活躍があったからです。

7年前は100%自社で進行していましたが、それが失敗の原因でした。

丸亀製麺の世界展開では、ハワイや台湾の直営店でうまく行っていますが、さまざまな問題もありました。

そこで、現地パートナーを手を組んで事業展開する戦略に変更したのは功を奏する結果になったと思います。
丸亀製麺はロンドン進出を皮切りに欧州展開を本格化させています。