火星への移住計画に向けた1カ月にわたる興味深い実験に男女6人が挑戦した。

宇宙服を着た2人が歩くここは火星ではなく、イスラエルの砂漠です。

クレーター状の地形を利用した火星移住計画のシミュレーションが始まりました。

砂漠の岩陰に作られた居住区で、イスラエルとオーストリアの研究者6人がおよそ1カ月間生活をします。

6人の行動や健康状態は常にモニタリングされるほか、居住区の外でもおよそ50キロの機材を付けた宇宙服を着て活動します。

火星さながらの環境で、ドローンや探査車で正確に位置を測定する研究や、地質学や医学などの実験が行われるということです。

火星の映像に見えるのは、ドローンや探査者での正確な位置測定の研究などが行われるそうです。

火星移住は相当の被曝が見込まれます。

重粒子線というX線より“強い”放射線被曝なので、この問題の解決が課題になっています。


火星移住のシミュレーションはアメリカでは既に十数年前から実践しています。

イーロン・マスクのSpaceXがもっとも進んでいます。

火星移住と言えばイーロン・マスク氏の"Space X"であり、今回の実験はSpace Xに追いつけるほどの宇宙開発を両国で実践しているということなのでしょう。

どういった目的で火星移住実験を実施しているのか興味深いです。