セックスレス、EDの男性が心筋梗塞と脳卒中のリスクが高いのが事実なのか解明します。また、男性ホルモンを改善する方法も解説します。


37歳の主婦の方から相談がありました。

結婚して11年になる亭主とはここ3年ほどセックスレスとのこと。

子供がいるので、それ自体は特に気にしていないのです。

しかし、最近、主婦仲間から「EDの人は心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い」と聞いてヒヤヒヤしてます。
この話は本当なのでしょうか?

また、EDの改善に役立つようなレシピがありましたら教えてほしい!という質問を頂戴しました。


■回答

EDの主要な原因は複合因子がからみ合っています。

血管と神経と情動の3つが関係しています。

このうち血管に関わる障害を抱えている方のED症例に脳血管疾患と心疾患が多いのです。

自律神経、特に糖尿病の方は自律神経障害と血管の障害が合併しやすく、EDで悩んでいる方も多いです。

EDだから必ず心疾患・脳卒中になりやすいと言い切れるわけではありません。

健常者であるならば情動の因子があるかないかのほうが重要です。

本当に旦那さんがEDなのか分かりませんが、日本人の壮年期男性の性ホルモンは外国人と比較すると極端に低いです。

最低レベルといっても過言ではないほど低いレベルです。

どうしてこれ程までに低レベルの男性ホルモンになってしまったのでしょうか?

一番の原因はストレス社会が蔓延しているからです。

都内の電車に乗っているとサラリーマンやOLさんを眺めていると、本当に疲労困憊している人が多いです。

働き過ぎなのと忙しくて遊ばないから疲れていますね。

男らしい雰囲気の人がすくないです。

男性ホルモンがみなぎる日本男子が激減しているのは悲しいし、出生率が1.2%台と低水準な理由が分かります。

10代、20代の若者でさえ彼女と付き合ったり恋愛拒否する男性も増えていてビックリします。

セックスレスは現代病の一つとして当たり前になっているのが不思議です。

加糖と食品添加物とトランス脂肪酸がたっぷりのジャンクフードや飲料水を摂取し続けているのは問題です。

ビタミンとミネラルが豊富な食事をしていないと、慢性化した栄養不足になります。

性行為をしなくなるのは元気が出ない食生活をしているからです。

必須アミノ酸が不足しているからホルモンバランスが乱れるのは当然です。

マルチビタミンやアミノ酸スコア100の植物性プロテインを摂るのは重要です。

DHAやEPAをとるのは魚介類を積極的に食べて下さい。