国土交通省は、「Project “PLATEAU”」という事業を進めている。

公式サイトが立ち上がり、情報公開がスタートした。

狙いは、日本を3Dデータ化し、それを自由に使える形で公開することです。

Project “PLATEAU”(以下PLATEAU)は、どのようにして行なわれようとしているのだろうか?

国交省の狙いについて解説してみたいと思う。

全国約50都市の3Dマップを整備し、オープンデータ化する国交省事業です。

かつて3D都市データ公開に関し、国家的に進めるべきとインタビューに答えたことがありますが、遂に始動したということです。


■全国50以上の都市3Dデータ公開

全国50都市にまたがる統一データの公開というのも現時点で世界的にもユニークで興味深いです。

実績を重んじているのは大いに評価されています。

国交省は2020年度補正予算事業として、全国全国約50都市の「3Dマップ」の整備を進めている。

この成果として得られたデータをいわゆる「オープンデータ」の形で公開し、広く活用を促していくのがPLATEAUの目的です。

統一規格で全国50都市のデジタルデータが公開されるのは、評価に値します。

AISTなどで個別の事業者やプロジェクトで3D化された環境3Dデータのまとめたサイトはあったものの、形式も違っていて汎用データとしてはほぼ使い物にならなかった。

Plateauは50都市で精度や構成が統一されるのか、データと現実とではどの程度の整合性があるのかまだ不確定な要素もあります。

ただし3Dデータやビジュアルデータのみを公開するなら、Google Earthや、CAD Centerのほうが精度が良いという声もあります。

更新頻度やオープン性に加えて統一性の利用価値が高まって、メタデータの組み込みが可能であれば、今よりもさらに評価されるでしょう。