Netflix6割増益の裏事情!ネットフリックス成長鈍化の不安材料も [IT・通信]

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米動画配信大手ネットフリックスは、2019年7~9月期決算の純利益が前年同期比65%増の6億6524万ドル(約720億円)だったと発表した。

売上高は31%増の52億4490万ドルで市場予想を下回りました。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など人気作品効果で加入者が増えた。

世界の有料加入者数は9月末時点で1億5833万人。前期末から677万人増えた。俳優の山田孝之さんが主人公を演じた「全裸監督」は日本に加え、アジア全体でヒットしたという。

VODはどこも加入・退会が簡単だからコンテンツ次第だというのが明らかです。

ストレンジャー・シングスは確かに良作だったので、それ目当てで加入者が伸びたというシナリオは納得できる。

一方でAmazonも「The Boys」のような話題作が出始めている。

コンテンツの出来によって加入者の伸びは大きく影響を受けるというわけです。

ヒット作が出れば離脱した会員を呼び戻すこともできます。

会員基盤が多ければコンテンツに投資できる金額も大きくさらに他社に差をつけれる可能性が高いです。

 決算を見る限りではNetflixの成長は著しいです。

動画配信サービスを巡って、米アップルや米ウォルト・ディズニーが11月に参入予定で、競争激化は必至です。

Disney +やApple TV+の参入はある程度の影響をうけるとしても、地上波を含む他メディアとの競合は昔からずっと続いていました。

Amazon、Apple、Disneyが攻めてくると思いますが、ネットフリックスは元々TSUTAYAのようなビデオレンタル事業からスタートしているので、コンテンツ力がかなり強みです。

Netflixやディズニーを含む海外プレイヤーのコンテンツ投資は、2017年時点で数十億〜百億ドル(兆円)レベルになっています。

ちなみにこの時点でネットフリックスの年間コンテンツ投資額は63億ドル。

この後さらに増えているでしょう。

投資とPL利益は直接比較はできないですが、四半期純利益7億ドル弱という規模との相対感で言えば、コンテンツ投資に突っ込んで走り続けているのは伝わってきます。

 ただし、Netflixは米国では伸び悩みが懸念されています。

ネットフリックスのビジネスモデルはかなり厳しいといわれていて、売れるコンテンツを作り続けなければいけない。

今回はたまたま人気作品が生まれたからで継続性には疑問を感じる人もいます。

今では伸び切った状態でこれ以上の加入者増は望めませんが世界市場ではまだまだ伸びそうです。

日本でも300万人を超えたそうです。

株価は8%上がりましたが、「増益」や足元の「加入者増」ではなくてむしろ、加入者の伸びも売上もアナリスト予想に届かず、好決算ではなかったのが不安材料です。




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