HIV内定取り消しで賠償命令に賛否両論 [社会問題]

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エイズウイルス(HIV)感染を告げなかったことを理由に、病院での就職内定を取り消され精神的苦痛を受けた男性がいます。

その男性が病院を運営する社会福祉法人に慰謝料を求めた訴訟の判決で、地裁は支払いを命じました。

これに対して、ネット上などで様々な意見が殺到しています。

 「後天性免疫不全症候群」であれば障害者手帳ももらってるはずで治療中の病気です。

今現在持っている疾患を書く欄に書かなかったのなら虚偽です。

それが判明したから内定取り消しなら病院側に否はないという意見が多いです。

原告の男性は隠しただけではなく嘘をついたわけですよね。

男性は病院の社会福祉士の求人に応募し、面接で持病があるか問われた際、HIV感染を告げずに内定を得たわけです。

その後、病院は男性が以前患者として受診した際のカルテを発見し男性のHIV感染を認識しました。

虚偽の事実を伝えたなどとして内定を取り消したのです。

この件は辺り目に思えるし、何の問題もないでしょう。

「HIVキャリアが医療機関で働くべきではない」という意見もあります。

裁判内容を知らないから賠償が妥当かどうかは分からない。

ただ、本人がHIVキャリアであることを知っていて、これを隠して医療機関の職員採用に応募したのが問題であって、逆にこの機関が原告男性を業務妨害で訴える妥当性もあるかもしれません。

男性は、管理する病院、一緒に働く同僚、通院してくる患者、様々な方々を欺いていたのです。

知られたくない隠したい気持ちは分かります。

しかし、HIV感染者の人権もあるのはもちろんですがウソはいけない。

雇用側には守秘義務あり、漏洩したならば告訴するのが自然でしょう。

そもそも、履歴書や入職前の健康診断、面接では必ず健康状態を確認するはずです。

その段階で虚偽報告することが問題ないというを認めていいのでしょうか。

男性には不憫だと感じる部分はありますが、病院で感染症の職員が勤務するのは、職業上よくないでしょう。

病院側の差別でもなんでもありませんし、当然告知すべき事実を敢えて隠匿したのです。

感染危険防止の病院の業務に対する、業務妨害と考えられます。

病院はすぐに裁判で正当に手続きを取るのを推奨する人も多いです。

少なからず、今後、このような事象が起きないようにするためには情報開示の求め方、開示の必要性の有無等、雇用する側・雇用される側に対応を明確にしておくべきです。


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