夏でも犬に服を着せるコツとデメリット [ペット]

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人間には皮膚全体に汗腺があり、暑ければ発汗によって熱を逃がして体温調節をします。

一方で、人間と違って犬の皮膚には汗腺がありません。

犬が太陽ギラギラ照っている暑い日や散歩後に舌を出して「ハアハア」と激しく呼吸をしているのは、舌の唾液を蒸発させて、体の熱を外に出して体温調節しています。

これをバンディングといいます。

コンクリート部分や庭の土を掘って中に入ったりしている時は、冷たい場所で腹這いになってお腹の熱を下げて体温調節をしています。

このように人間と犬の体温調節は全く違うものになり、犬は体温調節が不得意のようです。

毛のない犬ならまだしも、普通の犬にとっては服を着せるだなんて迷惑でしょう。

動物に人間が服を着せる行為は、動物の生理機能を阻害する「虐待」です。


■どういう夏服がいいの?

【クールベスト】

水に浸けてから軽く絞って頭から通し、お腹の両サイドをマジックテープで止めるのみですので着用が簡単です。

手や足を上げなくても着用できるので大型犬にも着させやすいです。


【通気性の良い服】

熱が服と被毛の間に溜まらないように、通気性の良いメッシュやパイル素材の服を選んでください。

日中や散歩時には、水で濡らしてしぼり、洗濯物のように叩いて伸ばしてから着用させると熱中症の対策になります。

25℃の温度をキープしてくれるプレサーモや、防蚊加工・UVカット加工が施された服も販売されていて種類も豊富にあります。


■夏に服を着せるデメリット

【1】着慣れない服によるストレス

普段は被毛はあるけれど、人間に例えると裸で過ごしている状態なので、動きやすく快適なのです。

犬にとっては着慣れない服を身に着けると、動きにくいしストレスの原因になってしまいます。

本当に嫌でしょうがないという状況でしたら無理強いはしないほうがよいです。


【2】通気性の悪い服による熱中症

熱中症防止のために着せている服も通気性が悪い素材だと、服と被毛の間に熱が生じて熱中症の原因になってしまいます。

できるだけ通気性の良い素材のものを着せてください。


【3】水を浸した服による毛根の蒸れ

毛根が湿った状態が続くと皮膚病の原因となりますので、脱がせた後はタオルドライをして、必要であればドライヤーで乾かしてあげてください。


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