アンネ隠れ家の密告者を確定?裏切り歴史認識に賛否両論 [ニュース]

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「アンネの日記」で認知されているユダヤ人少女アンネ・フランク一家が1944年8月、オランダ・アムステルダムの隠れ家で発見された。

その原因をつくった密告者の疑惑の渦中にある人物を発見したというニュースが反響を呼びました。

アメリカ連邦捜査局(FBI)の元捜査官や歴史家たちの約20人で構成する研究チームが必死に探索した成果となっている。

ユダヤ人公証人アーノルト・ファンデンベルフが名指しされた。

研究チームのメンバーは2022年1月17日のオランダ紙NRCに、アーノルト・ファンデンベルフが自分の家族を守るため、フランク一家を裏切った可能性が「極めて高い」と述べた。

 この報道に対して、ネット上や世間ではさまざまな意見があります。


 密告者に関しては、俗な言い方をすれば、結果的に密告したという話で、その個人を責める責めないは別問題という立場の意見があります。

重要なのは、歴史から何も学んでいない現在進行系で展開されている虐殺や、それに対する世界中が無関心なのが問題です。

「残党狩り」という批判があるが、史実を明白にするのは歴史学者の仕事です。

ここで忖度していては、過去の過失や歴史認識に目をつぶることになる。

これが事実ならばどうしてこの人物は裏切らなければならなかったのか、検証と研究する価値はありそうです。

ただし、裏切った行為を単純に悪だと論じるのは早合点でしょう。

資料や関係者、背景を追うのは当時の背景などをより正確につかむために重要です。

密告によって命が奪われたのが事実だとしても、密告者も既にせいぞんしていない。

密告者だと特定された人の子孫が存命であるならば、全世界から批判される可能性もあります。

アンネの親族は、アンネの日記のあとがきに密告者を探し出すのをやめてほしい、と述べていたそうです。

歴史家としての見解と当事者家族の感情には、感情の隔たりや環境の違いがあるので、意見が分かれるのは仕方がないでしょう。


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